《盆栽の置き場》
日当たりが良く、風通しの良い所で、地面より80cmくらい高くして夜露のあたるところが理想的です。
《肥料の与え方》
●油粕
油粕に骨粉などを少しいれ、水を加えて練ったものを灌水後に用土の上に起きます。練る時に殺虫剤を1000倍くらいになるよう混入するとウジが発生しにくくなります。
●乾燥固形肥料(玉肥)
市販されているものを、10号角鉢に4〜5個の割合で与えます。
《施肥回数と時期》
年間の施肥回数は4〜6回位とします。春は3月、4月、5月の各中旬頃に1回ずつ、夏から秋にかけては7月下旬、8月中旬、10月上旬に与えます。ただし、植えかえしたものは植えかえ後1ヶ月ほどは与えないようにします。
《水のやり方》
水やりは、土の表面が乾きぎみになったときに与えます。
一般的に、春・秋は毎日1回、夏は1日に1〜2回、冬は2日に1回といわれていますが、季節、鉢の大きさ、排・保水性、樹種によって回数を変える必要があります。
《芽の出方と葉長の関係》
●黒松・錦松
黒松と錦松の新梢を、7月中旬までに途中で切った場合の芽の出方を模式的に示すと、次のようになります。

上の図のように長枝の基部を少し残して切った場合には、次に出る萌芽枝の数が増え、長さは短くなり、また新梢を切る時期によって、萌芽枝の葉の長さが次表のように変わります。

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冬芽が伸びた新梢(長枝、ローソクともいう)をそのままにしておくと、それが長く伸び、新葉も8月10日頃まで伸びて自然のままの長さ(盆栽としては長すぎる場合が多い)になります。 新梢を切る時期と葉長の目安
このような性質を利用して新梢(長枝)を切り取ることにより、樹形を整え、盆栽の葉を希望する長さに揃えることができます。
●銀八つ房五葉松(通称:銀やつ) |
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《植えかえの目的》
盆栽は、植えてからの年数が経つにしたがって、鉢の中の根が多くなり、水を通しにくくなったり、用土の粒が次第にくずれ、保水性、通気性が悪くなります。そうなると、樹は次第に活力を失って、生育不良や枝枯れなどをおこすことになります。
そこで、伸びすぎた根を切り取って整理し、新しい用土で通気性や保水性、排水性を良くし、新根を良く伸ばすために植えかえをします。
《植えかえの間隔》
樹種、樹齢によって異なりますが、松柏類では3〜5年、その他では1〜3年で植えかえます。若木とか養成中の樹では間隔を少し短くします。なお、用土の目詰まりが起これば、なるべく早い時期に植えかえます。
《植えかえの時期》
一般には、常緑樹では春の彼岸頃を中心に、2月〜5月頃が良く、秋は9月(芽切りをしていないものに限る)頃が適切です。
なお、植えかえ適期まで待つと生育不良がはなはだしくなるような場合には、表土附近の用土を取り替えたり、鉢底に粗い用土を入れます。また鉢土全体が目詰まりしたときは、底から竹串などで突き刺し排水をよくします。
《用土》
樹種、地域、樹高、鉢の種類、用土の量などにより異なりますが、水はけのよさを好む樹種には砂を多くし、水持ちのよいものを好む樹種には保水性の良い用土とします。また、たびたび灌水のできる条件にある人は砂を多くします。地域別には関東を中心に東の方では赤玉土を主体に砂(富士砂、桐生砂など)を少し入れますが、西日本では砂を主体にしています。雑木類ではこれに腐葉土を1割ほど入れます。ツツジ類では鹿沼土を主体にします。
用土の粒径は、鉢底にはやや大粒のものを入れ、上部はやや小さめのものにします。小品では1〜2.5mmの用土を使います。なお、使用する用度はあらかじめミジンを抜いておくことが大切です。
《植えかえの方法》
古い土を竹箸などでほぐし、伸びすぎた根を切ります。切り込む量は樹種によって異なり、針葉樹では3分の1、雑木類では2分の1ぐらいが適当ですが、サツキなどは3分の2くらい切りつめてもかまいません。
なお、太い根の切り口は幹に対して斜め下向きに切りつめます。
鉢合わせの後、鉢底に大粒の用土をいれ、上に作り土をやや中高にいれ、位置を決めて植え込みます。その後、作り土が細根の間に十分にいきわたるようにします。最後に化粧土で仕上げます。
1.植えかえ前 ![]() |
2.鉢からぬく ![]() |
3.根をほぐす ![]() |
4.根の整理 ![]() |
5.鉢の準備 ![]() |
6.用土を入れる ![]() |
7.位置決め ![]() |
8.用土をつめる ![]() |
9.植えかえ完了 ![]() |
針金かけは、比較的短期間に姿を整え、立派な盆栽に仕立てるための大切なテクニックです。
《針金かけの時期》
針金かけはいつでもできますが、松類では、芽や葉の伸びている時期は、作業中に葉が落ちたり折れたり変形しやすいので、なるべくこの時期はかけないようにします。
なお、雑木類では一般に晩秋から早春にかけますが、新梢では枝の固まる前にかけます。
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幹や同一の枝に2本以上かけるときは針金を平行に巻きます。 たすきがけは、樹液の流れをさまたげて枝枯れを起こしたり、樹皮に傷がつくことがあるのでさけます。 ただし、枝先のほうで1ヶ所に数本かける場合には、たすきがけになってもさしつかえありません。 |
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枝を曲げたり方向を変えるときには、針金を巻いた方向に枝と針金をいっしょにひねって、小枝の位置を整えるようにします。 強く曲げて形を決めたいときは、曲げる部分の外側に針金がくるようにします。 |
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被害と発生条件 |
防除方法 |
| ●ハダニ 繁殖はきわめて旺盛で年10回以上くり返し発生する。 最初は下葉の葉裏に発生するため、発見が遅れて多発の原因となる。 被害葉は、葉色悪く白味を帯びてカスリ状の小斑ができる。 高温乾燥状態で発生しやすい。 |
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| ●マツオオアブラムシ 黒色の大型のアブラムシ(成虫で約5mm)で、松以外の植物には寄生しない。新梢葉のつけ根に群がることが多い。 胎生(一部卵生)で年間10回以上発生する。 |
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| ●葉ふるい病 7月〜9月の葉に淡緑色の小さい斑点を生じ、秋冬は進展せず、翌春4〜5月の病葉の横に褐色から暗色の線がはいって横縞となり、発病樹は赤褐色をおびる。 |
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| ●マツコナカイガラムシ 晩春から初夏にかけて、新梢や2年枝の葉の間や先端部に幼虫(白色の1〜2cmの虫)が寄生しすすがついたようにきたなく汚れ被害を出す。 年1回発生し、6〜7月に成虫になる。 |
秋から春にかけて石灰硫黄合剤30倍液を2〜3回散布することにより、多種の病気、カイガラムシ類の防除に効果を発揮し、また、ハダニ類を駆除するとともに、その後の発生を抑制する有能性を持っている。 |
| ●マツモグリカイガラムシ 樹皮の割れ目に3〜5mmのワタ状のものが沢山つき、赤褐色の羽のない2mmくらいの虫が這いまわっている。 越冬した幼虫は3〜5月に現れ、4〜6月に成虫隣、6月にふ化する。年1回発生。樹勢はなんとなく衰え、葉の伸長が悪くなる。また枝は著しくわん曲する場合がある。 |
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| ●毛虫類(蛾の幼虫) | 薬剤防除 ・スミチオン乳剤 1,000倍 ・ディプテレックス水溶剤 1,000倍 |